実行副委員長の想い(はじまりの美術館:小林竜也)

はじまりの美術館 小林竜也

猪苗代でのウォールアートフェスティバル、まもなくアーティストたちの滞在もはじまり、本番に向けて加速していきます。

そもそもはプロローグとして実施したイベントの後、楠さん一家が実際にワルリの村を訪れた話を聞いたのが私にとってのきっかけでした。現地で実際に生まれ変わった教室のエピソード、そして猪苗代町の5,10年先の学校や子どもたちの状況を考えたとき、このままプロローグで終わってはいけないなと感じました。

今回の企画を進めるにあたり、実際に壁画を描く教室の下地塗りを自分たちで行いました。よくある普通の教室が1色に塗り替わるだけで別空間になり、ここに更に絵が描かれることを想像しただけでワクワクしました。それぞれの学校に通う子どもたちは、アーティストが滞在して制作していく様子をいつでも見れるのかと思うとちょっと羨ましいですね。

普段は気軽に行けない学校の中の作品なので、ひとまずは11月3日、4日の一般公開の日しか機会はありません。ぜひ、教室をまるごと使ったアートな空間を味わいに猪苗代町にお越しください。はじまりの美術館では、これまでWAFに関わった方々の作品が展示され、館外ではインドと猪苗代に関するお店が集まるマルシェイベント「インド&イナワシロ バジャール」も開催されます。各学校のウォールアートと合わせてお楽しみください。皆さまのご来場をお待ちしております!